「受けようか迷っているなら、まず申し込んでみましょう」
これは、TAC建設業経理士講座2級担当・織田香里先生の言葉です。
現在、令和7年度上期の建設業経理士2級試験の申込期間が始まっています。まだ学習をスタートしていない方にとっては、「今からじゃ間に合わないのでは…」と不安を感じる時期かもしれません。

しかし、そんな不安を払拭してくれるのが、TACの通信講座と織田先生の的確な学習アドバイス。
そこで、実際に受験経験も豊富な織田先生が教える「短期間で建設業経理士2級に合格する方法」を、具体的に紹介していきます。
建設業経理士2級は、実は狙い目の資格!
「建設業」という名前に気後れする人も多いですが、実は日商簿記を学んだことがある方にとっては、内容が比較的取り組みやすいのが建設業経理士2級です。
出題範囲の中心は、
- 仕訳
- 原価計算(主に個別原価計算)
- 精算表(決算整理)
という“3本柱”。中でも「仕訳」と「精算表」の配点は非常に大きく、この2つだけで50点を超えることも可能。合格基準は70点なので、残りの20点を原価計算などで補えば合格圏内に入ります。
特に工業簿記の知識がある方なら、原価計算も馴染みのある論点です。しかも建設業特有の出題パターンはある程度決まっているため、過去問演習で対応力を高めやすいのも魅力です。
完成工事原価報告書を攻略せよ!出題パターンを知ることが合格の第一歩
第3問・第4問でよく出題される「完成工事原価報告書」は、合格のカギを握る重要論点です。これは、完成した工事にかかった原価を、次の4つに分類して記入する問題です。
- 材料費
- 労務費
- 外注費(建設業独自の重要ポイント)
- 経費
日商簿記ではあまり見かけない「外注費」が別立てになっているのが特徴ですが、計算自体は決して難しくありません。与えられた工事ごとのデータを足し合わせるだけなので、「慣れ」で解けるようになります。
織田先生は、「過去問を2〜3回解くことで“型”が自然と身につく」と話します。解答用紙に必要な項目の“枠”が毎回同じ形式で出題されるため、一度覚えてしまえば対応が楽なのです。

材料元帳・移動平均法などの新傾向にも対応
ここ数年では「材料元帳」や「移動平均法」といった日商簿記とは異なる視点の問題も出題されています。特に材料元帳では、先入先出法や移動平均法、総平均法などの在庫計算方法が問われます。
これらの問題は、計算そのものは易しい反面、時間がかかりやすいのが難点です。そこで織田先生は「最初に他の問題で点を稼ぎ、残り時間を材料元帳に充てる」といった戦略を提案しています。
こうした戦略的アドバイスは、TAC講座の中でも随所に盛り込まれており、ただ解説を聞くだけでなく、「本試験でどう立ち回るか」までを意識した講義設計がなされています。

時間がないなら、まず“丸バツ”で仕訳を仕分けよう!
短期合格を目指すには、効率の良い復習と取捨選択が必須です。織田先生は、「解けた問題と間違えた問題を明確に区別し、正解できた問題には丸をつけて管理する」学習法をすすめています。
具体的には次の手順です。
- 仕訳問題を解く
- 正解したら「○」、不正解なら「×」
- ○が3回続いた問題は“卒業”とみなしてOK
- 残った×の問題だけを集中復習
この方法なら、理解が浅い論点だけに絞って復習でき、時間のムダを省けます。

学習時間に制約がある社会人の方は、無駄を徹底排除しましょう!
原価計算の“パターン化”が得点力を伸ばす
原価計算に苦手意識がある方も多いですが、建設業経理士2級で問われる原価計算は、基本的に以下の2つのパターンです。
- 完成工事原価報告書
- 工事別原価計算表
どちらも「集計して表に埋める」形式なので、フォーマットに慣れておけば安心です。織田先生の講義では、「下書きをどう作るか」から丁寧に解説されており、本試験でもミスを防ぐ“自分用の型”を構築できるようになっています。
また、問題ごとにミスしやすいポイント(集計漏れ、数字の取り違いなど)も実例付きで紹介されており、再現性のある学習が可能です。
【織田先生の解説動画】TAC建設業経理士講座、短期集中で2級にチャレンジ!~合格の秘訣教えます~

【まとめ】迷っているなら、まず一歩を踏み出してみよう
建設業経理士2級は、学習範囲が広すぎず、出題傾向が安定している“狙い目の資格”です。そして、TACの講座と織田香里先生のサポートがあれば、今からでも合格は十分に目指せます。
「悩んでいる時間がもったいない。まずは申込から始めましょう」
これは織田先生の強いメッセージです。
踏み出さないと何も始まりません。新しいキャリアに向かって、ぜひ建設業経理士2級試験の合格を勝ち取ってください。