PR

【第219回】全経簿記上級 合格ノウハウまとめ、対策・学習法・出題予想

\TAC関連会社のサブスク資格講座、70講座以上ウケホーダイ/

【オンスク】無料体験あり!気軽にチャレンジできる月額制→

はじめに、全経簿記上級とは?

全経簿記上級は、全国経理教育協会が主催する簿記検定の中で最も難易度が高く、実務に直結した内容が特徴。高度な会計処理能力と理論の理解が求められ、税理士志望者や会計職を目指す方にも高く評価されています。

特徴は?

  • 最上位級 全経簿記の中で最難関のレベル
  • 出題範囲 商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4科目
  • 問題形式 計算+記述。会計基準に基づく論述問題も出題

難易度は?合格率は?

  • 合格率は平均して15%~20%程度と低い(日商簿記1級よりは比較的高い)
  • 実務力・論理力・スピードのすべてが求められる

取得するメリットって?

  • 税理士試験や実務への橋渡しとなる
  • 履歴書でのアピールやキャリアアップにも有利

全経簿記上級は、簿記力だけでなく「本質的な会計センス」を問う検定です。本気で会計のプロを目指す人にこそ、ふさわしい試験といえます。

合格に必要な力とは?

全経簿記上級に合格するためには、単なる暗記や計算力にとどまらず、実務的な思考力と応用力が求められます。特に以下の3つの力は、合否を大きく分ける重要なポイントです。

【その1】正確な会計処理能力

  • 会計基準やルールに基づき、仕訳や処理方法を瞬時に判断する力
  • 特に連結会計やリース処理など、複雑な論点の理解が不可欠

【その2】理論と計算の両立

  • 会計学では記述式問題があり、知識の理解・整理が問われる
  • 商業簿記・工業簿記では正確かつスピーディな計算力が必要

【その3】過去問対応力

  • 出題傾向が比較的安定しており、過去問での「慣れ」が得点力に直結
  • 問題パターンを繰り返し解くことで、効率よく対応力を養える

この3点を意識して学習を進めることで、上級合格が近付きます。

合格のための対策、4つのポイント

全経簿記上級の合格を目指すうえで、戦略的な学習が不可欠です。以下の4つのポイントを押さえることで、得点力を着実に高めることができます。

1. 過去問演習は最重要

  • 出題形式・難易度・傾向が毎回ほぼ一定
  • 過去5〜10回分を繰り返し解いて、「解法の型」を体得する
  • 解きっぱなしではなく、解説理解→再演習の流れが効果的

2. 商業簿記&会計学は理論重視

  • 頻出論点:連結会計・外貨換算・リース・税効果・退職給付
  • 会計学は記述式。採点基準を意識した書き方を練習することが大切

3. 工業簿記・原価計算は公式暗記+実践反復

  • 材料費・労務費・間接費の計算パターンを定着させる
  • CVP分析や標準原価差異分析などの頻出分野を重点的に

4. 模擬試験→復習ループが効果大

  • 試験本番を想定して制限時間内での演習を実施
  • 復習時には、ミスの原因・傾向を分析し、弱点を明確に修正

上記を意識して継続すれば、合格に必要な力がしっかり身につきます。

CBT形式との違い(上級は紙試験のみ)

全経簿記では一部級でCBT(ネット試験)が導入されていますが、上級は紙試験のみで実施されます。受験にあたっては、以下の点を意識しておくことが重要です。

上級はCBT非対応

  • パソコン受験不可、全国の指定会場で紙ベースの記述試験

問題冊子&解答用紙形式

  • 問題用紙にメモ不可のため、計算用紙の使い方がカギ
  • 特に計算ミスを防ぐため、整理されたレイアウトでの計算練習が必要

紙試験ならではの事前対策を行うことで、本番でも落ち着いて対応できます。

おすすめ通信講座、合格へ信頼できる大手スクール2選

全経簿記上級は独学でも合格可能ですが、論点が広く記述問題も含まれるため、体系的な学習サポートがある通信講座の利用が非常に効果的です。

(1)ネットスクール、全経簿記上級 試験対策コース

全経簿記上級試験の過去問題や理論、答練などを中心に行うコースです。

  • 実務レベルに対応した講義+豊富な演習問題
  • 動画授業で難解な会計基準も丁寧に解説
  • テキスト・問題集・模擬試験がセットで、独学より圧倒的に効率的
  • スマホやPCでいつでも受講でき、社会人にも最適
おすすめポイント

→ わかりやすい動画講義を採用。試験対策講義は、学習が続けられやすいライブ講義(生講義、翌日からは収録動画を視聴可能)。

カリキュラム
・解き方講義 各4回 (オンデマンド)
・理論マスター 各1回 (オンデマンド)
・合格対策セミナー:全1回 (ライブ/オンデマンド)
・試験対策講義 各2回 (ライブ/オンデマンド)

【2025年7月目標】全経簿記上級合格対策WEB講座【開講オリエンテーション】

【2025年7月目標】全経簿記上級合格対策WEB講座【開講オリエンテーション】
画像のタップ・クリックで動画が再生します

2025/03/07
2025年7月試験目標 ネットスクール全経簿記上級WEB講座標準コースの開講オリエンテーションです。全経簿記上級の学習スケジュールや講座概要等を担当講師がご案内致します。 (2025.3.7実施)
担当講師:中村雄行
ネットスクール全経簿記上級WEB講座
https://www.net-school.co.jp/web_scho…
引用 YouTube

(2)資格の大原、全経上級対策

  • 簿記専門校としての長年の実績と出題分析力
  • 分かりやすさが違う、実績豊富な講師陣。最新の試験傾向を分析し、ベストな合格指導を提供
  • 質問対応やフォロー制度も充実しており、初学者にも安心
おすすめポイント

→ 理論・記述対策までしっかりカバー。独学では不安な方に特におすすめ

簿記に力を入れているだけあり、「直前答練パック」や「模擬試験パック」、「全国公開模擬試験」など豊富なコースが特長です。

どれも合格に必要な力を効率的に養成できるカリキュラムが整っています。予算や学習スタイルに合わせて、自分に合った講座を選んでください。

学習スケジュール例(3ヶ月前スタート)

全経簿記上級に向けた学習は、試験3ヶ月前からでも十分に間に合います。

そこで初学者〜独学者を想定した3ヶ月間の基本スケジュール例をご紹介します。時間の使い方に迷っている方は、まずはこのスケジュールを参考に学習をスタートしてみましょう。

期間学習内容ポイント
1ヶ月目
・商業簿記・会計学の基礎学習
・過去問1〜2回分を解く

・基本用語と会計処理の理解を深める
・会計学の記述問題に慣れ始める
2ヶ月目
・工業簿記・原価計算の公式・分類演習
・過去問3〜6回分+復習

・問題の反復練習で計算スピードと正確性を向上
・弱点分野を明確に
3ヶ月目
・模擬試験(本番形式)2〜3回実施
・全体の総復習と苦手論点の集中特訓

・ 時間配分の感覚を身につける
・ミスのパターンを分析し最終調整へ

このスケジュールはあくまで一例ですが、「インプット→演習→実戦→復習」の流れを意識することで、限られた時間の中でも効率的に合格力を養うことができます。

試験ガイド
試験ガイド

自分の進度や苦手分野に応じて柔軟に調整しながら、無理なく継続できる学習計画を立てましょう

第219回 出題予想動画

全経簿記上級講座を開講するネットスクールによる出題予想です。

【動画】第219回 全経簿記上級WEB講座 合格対策セミナー【出題予想】

第219回 全経簿記上級WEB講座 合格対策セミナー【出題予想】
画像のタップ・クリックで動画が再生します

2025/06/11
2025年7月に実施される第217回全経簿記上級試験の合格対策セミナーです。
出題予想を踏まえた内容を担当講師がお伝えします。
担当:中村雄行、藤本拓也
※2025年6月11日に全経簿記上級WEB講座にて実施した講義となります。
引用 YouTube

合格のための3つの秘訣

全経簿記上級は、知識量だけでなく、実践力と本番対応力が合格を左右します。最後の仕上げとして、以下の3点を意識しましょう。

【その1】過去問は「読む」ではなく「解いて・解き直す」

  • 解答解説を読むだけでは不十分
  • 実際に手を動かして解き、間違えた問題は必ず復習・再演習

【その2】模擬試験は本番と同じ環境で

  • 静かな場所、時間制限、筆記用具などを本番同様に再現
  • 時間配分や集中力の持続を体で覚える

【その3】会計基準は「理解」と「運用」がカギ

  • 丸暗記では記述問題に対応できない
  • 仕訳や会計処理にどう適用するかを意識して学習すること

細部にこだわる丁寧な学習こそ、合格への最短ルートです。焦らず、着実に仕上げましょう。

まとめ

全経簿記上級は、確かに難関資格のひとつですが、しっかりと対策をすれば合格は十分に狙えます。重要なのは、出題傾向を分析し、自分の理解度に応じた学習を計画的に進めることです。

試験ガイド
試験ガイド

特に過去問演習や模擬試験を活用した実践的なトレーニングが、得点力を大きく左右します

第219回試験までの期間を考えれば、今からでも合格レベルに到達することは可能です。早めのスタートと、最期まで続けること(走り抜けること)これが大切。しっかり準備を整え、自信を持って試験に臨みましょう。

受験後は解答速報で論点の確認を

模擬試験や答練と同じく、本試験の受験後は解答速報でフィードバックしましょう。

試験結果に左右されず、この作業を行うことで、今後の会計系資格の受験時に大きなアドバンテージ都なります。検討・分析の視点からも重要です。

タイトルとURLをコピーしました